第1話:「伝説の勇者の剣かもしれない」

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???「・・・」 そして不気味な気配もその場を立ち去ったのであった。 イチモツ「・・・うぅ・・・」 イチモツは大きなケガをする事もなく、山の麓にいた。 イチモツ「しまったなぁ、全部落としちゃったか」 畑仕事をするために身に付けていた装備も、先ほどの転落時に落としてしまったらしい。 先ほどの謎の生き物の事も気になるし、身を守れる装備もない、とにかくここから離れなくては。 痛みはあるが、歩けないほどではない。 イチモツ「ここ・・・は、どこだ?」 あたりを見渡す・・・が、慣れ親しんだ村と山とはいえ、まだ16歳のイチモツは知らない場所だった。 ・・・ イチモツ「川・・・」 川のせせらぎが聞こえる、村の近くを流れる川だ。 そっちに向かって歩けばなんとか村に帰れそうだと確信する。 イチモツは道なき道を進み始めた、すると・・・ イチモツ「・・・洞窟だ」 少し歩いたところで小さな洞窟を見つけた。 森の茂みの暗がりで分かりづらい事もあったのか、しばらく誰かに開拓された様子はないようだ。 立派に成長したイチモツでも、なんとかしゃがんで入れそうな感じだ。 イチモツ「ふふっ、お宝みたいなものがあったりして」 イチモツは洞窟の中に入ってみた。     
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