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???「・・・」
そして不気味な気配もその場を立ち去ったのであった。
イチモツ「・・・うぅ・・・」
イチモツは大きなケガをする事もなく、山の麓にいた。
イチモツ「しまったなぁ、全部落としちゃったか」
畑仕事をするために身に付けていた装備も、先ほどの転落時に落としてしまったらしい。
先ほどの謎の生き物の事も気になるし、身を守れる装備もない、とにかくここから離れなくては。
痛みはあるが、歩けないほどではない。
イチモツ「ここ・・・は、どこだ?」
あたりを見渡す・・・が、慣れ親しんだ村と山とはいえ、まだ16歳のイチモツは知らない場所だった。
・・・
イチモツ「川・・・」
川のせせらぎが聞こえる、村の近くを流れる川だ。
そっちに向かって歩けばなんとか村に帰れそうだと確信する。
イチモツは道なき道を進み始めた、すると・・・
イチモツ「・・・洞窟だ」
少し歩いたところで小さな洞窟を見つけた。
森の茂みの暗がりで分かりづらい事もあったのか、しばらく誰かに開拓された様子はないようだ。
立派に成長したイチモツでも、なんとかしゃがんで入れそうな感じだ。
イチモツ「ふふっ、お宝みたいなものがあったりして」
イチモツは洞窟の中に入ってみた。
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