超短編小説です
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雪の降りしきる真っ白な世界を、赤がまだらに汚している。辺りに散らばるいくつかの魂の抜けた肉塊と輝くキャンパスを染める濁った紅色は、虚しい戦いの終焉を告げていた。 「ごめん、誰も救えなかった……」 言葉の話せない少女は近づくと、涙を止められない僕の頬をそっと触って、苦しそうに微笑んだ お題『だから、笑顔を見せて』 物語『白銀のアーチェリー』
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