第3章 鋳薔薇能力学園

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3-2 いつの間にあそこに・・・ これも魔法なのか、何でもありだな 別の事を考えていると 学園長が口を開いた 「御機嫌よう、諸君。今日、私が話すことは一つだけだ。 この学校に転校生がきた」 転校生という言葉を聞くと色々な生徒が ヒソヒソとしゃべっていた 「この時期に?」 「誰なんだろう」 こんな状況になるのは、普通だろう こんな時期に来たんだからな 「では、前に」 おれは、はい、と返事をして前に出た 「えっと、どうも、司と言います。よろしくお願いしまーす」 「こいつは、一人クラスだ」 今なんて? 一人クラスだと・・・ 「こいつは、実績0の人間だ」 辺りには、バカにした声やあきれた言葉を出していた そうだ、忘れていた この世界は、実績の量で決まるんだった・・・ 下から這い上がれって、事か やってくれたな、あの老婆・・・ 「以上だ」 「それでは、次のはな・・・」 こうして、集いが終わった なんとも災難だった クラスが最悪だ どうやら、一人クラスとは、底辺中の底辺らしい つまり、一番下ということか この学校は        実績5のクラス        実績10のクラス        実績20のクラス        実績40のクラス        実績50のクラス そして、その頂点に立つクラス・・・        実績100のクラス この実績100にいき、一年間過ごせば卒業できる つまり、最強になるには、この学校を超えなければいけない 実績があるやつら程、すべてがずば抜けてすごい 簡単では、ないということだ 考えていると知らせがきた なんだろう 今日は、全校のクラス繰り上がり試合です。 全生徒は、訓練場にきて下さい 「えええ!!!」 転校初日で試合だと・・・ なんて、ハードなんだ えっと、訓練場どこだ。 勿論、友達がいるはずがなく 場所が分からない どうするかと悩んでいると 「あの、司!」 聞き覚えある声だ 声のする方をみるとそこにいたのは・・・ メルスだった 「ええ!なぜここに!?」 「話してる暇ない!転送するよ!」 「え?どこに!」 場所を聞くとメルスは、ニカッと笑顔で言った 「行くよ、訓練場!」 この学校全員は、悪い奴らと思っていたが優しい奴もいたんだ まだ孤独の俺にとっては、嬉しかった
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