第3章 鋳薔薇能力学園

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3-5 俺の体からは、黒い炎が出てきていた 空は、黒くなり激風が起きてきた 会長や他の生徒は、騒然としている 「なんだ?あれ?」 「見たことないぞ」 当たり前だ、この力は、まれの能力だから その前にこの男を潰さなきゃな 「すぐに終わらせる」 「なに?ーーーー」 ドカーン! 男の周りを黒い炎が囲う その炎は、男を覆った これくらいで十分だろ、こんな奴に時間をかけてる暇などない 【禁断暗黒魔法・ダークブレイク】 「な!なん?!うあああああああ!!!!」 囲まれた炎が爆発した 爆発が晴れていくと男は、倒れていた 終わったな 「あいつなんだ・・・?」 これが俺の能力か あれ、体が重い、なんだこれ バタッ そして、俺は、倒れた 薄れゆく意識の中で別の何かがが戻って来たように感じた -------------------------------------- う、うーん 目を覚ますとベッドの上で寝ていた 場所から見ると学園か・・・・ 何でだろう、何があったんだ 思い出せないな 外を見るともう夕方になっていた 「うわ!もう、夕方か!寮の場所も知らないのに」 とにかくはやく寮の場所を聞くか 俺は、ベッドから立ち上がりドアを開けて廊下に出た 廊下を走っていると知らない大人がいたが 多分、先生だろう まあ、いいや、聞いてみるか 「あのーすいません、寮の場所って、どこですか?」 「転校生か、なら学園長室に行けばいい」 「ありがとうございます」 学園長室か、何ともめんどくさい あの学園長の所に行かなくては、ならないのか そうして学園長室のドアの前に着いた ガチャ 「失礼します」 学園長は、普通にいるんだろうーーーー 「ぐほっ?!」 俺の頭に何かがあった 床にスリッパが落ちていた 「・・・スリッパ・・・?」 「なんだあんたか?」 そうだよ、学園長 俺以外の奴だったら本気で投げてたのか っていうか、なんで毎回飛んでくるんだ 「なんのようだい?」 「あの寮の場所を教えて欲しいんですけど」 「なら、今から転送魔法使うから」 転送魔法か、色んなとこに飛べて何でもありだな そういうと俺の足元に魔法陣が展開され、光に包まれる 「うわっ!」 いつも通り眩しすぎるだろ 目を開けると部屋のドアの前に立っていた
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