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第2章 自分の能力
メルスは、この世界のだれもが能力を持っていると
なら、俺の能力って、なんなんだ?
能力によって、この世界の人生が左右される
ここで考えても仕方ない、町に向かうか!
町に着くとメルスが言っていた通り色々な種族がいた
こんなことがほんとにあるのか・・・
少し歩いていると人だかりが出来ていた
なんだろうと思いのぞいてみると掲示板のようなものがあった
どうやら、闘技場で決闘するらしい
何々、剣聖シズクと冥王シバル
「勝てるわけないだろ」
「だよな」
まわりの人がバカにしたように言っていた
なぜなんだ?そんなに強いやつがいるのか?
聞いてみるか
「なあ、どっちがそんなに強いんだ?」
「はあ?!そんなこともわかんねえのか?」
「冥王に決まってんだろ!」
「冥王・・・?」
「ああ、1000体以上いた魔獣を一人で倒したんだ」
「なに!?」
俺は、驚いた
1000体を一人で倒しただと?!
でも、魔獣のことはなにも知らないんだけどね
まあ、見に行ってみるか
どんなものなんだろうか
闘技場に来てみるとすごい人だった
まじかー、多いな
上から見ている人達は、お偉いさんか
ん!?メルスもなのか!
すごいかったんだ・・・
少し経つと剣聖と冥王が出てきた
二人とも美人だな。この世界は、美人しかいないのか?
「剣聖、お前が私に勝ったら家族を返してやろう」
「当たり前でしょ!家族を返して!」
家族を返す?
家族が取られていたのか・・・
その瞬間、頭の中で怒りがわいた
なぜなのかは分からない
「それでは、決闘を始める」
そうすると審判らしき人が指示した
「始め!」
「でやああああああ!!!」
先に攻めたのは、剣聖のほうだ。
剣を冥王に振りかざす
ガキン!
剣と剣がぶつかる音
周りは、衝撃で風が起きる
そして、剣聖の剣が光輝いた
「くらえ!聖剣バニッシュ!!」
バーン!!
なんて威力だ・・・
冥王は、やられたのか?
煙でよく見えないな
煙が晴れてきた・・・
!?
見えたのは、驚きの光景だった
なぜなら・・・
仕掛けた剣聖がボロボロになっていたからだ
何があったのか、俺には、理解不能だった
「この程度?け・ん・せ・い・さん」
「くっ」
何が起こったかわからない
でも、ひとつだけ分かる
強すぎるということだ
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