第2章 自分の能力

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2-2 何が起こったのか理解できない あの一瞬でなにが起こったんだ? やはり、能力というものなのか・・・ 考えていると冥王が口を開いた 「剣聖、これが上級スキル・・・」 「カウンター・・・ね」 「あら、知ってたの?」 カウンター? 上級スキルということは、上のものしか使えないのか この世界は、とことん上が得するところだな 「まあ、もう飽きたわ」 「なに!?」 「あなたは、その体で何ができるの?」 「あなたを・・・倒すことが」 そして、剣聖が動いたが もうフラフラだった。 「あーあ、もう本当に飽きた!終わるか」 「え?」 その、瞬間、冥王は人の速さとは思えない速さで剣聖の後ろに行き 剣聖シズクを切った 「貴方の負け!家族処刑!」   剣聖は、泣いていた。弱っている体で。 その瞬間、俺の体は動いた なぜかは、分からない でも、家族を失ってはいけないと、とっさにそう判断したのだ。勝手に。 「ふざけんなあああ!!!」 俺の声が闘技場に響き渡る 「なに?あいつ?」 「俺の名前は司!この決闘の相手を剣聖から俺に変えてもらう!」 「え!?司!?」 メルス他にも全員が驚いていた 「あなた、実績は?」 「0だ!」 「あははははは!!え?0?私もなめられたものね」 闘技場の全体が笑いに包まれた バカにする人が多かった 「バカにしたきゃ、すれば良いさ、俺は勝つからな」 「ふーん、あ、そう、じゃあ死ぬか!」 そうすると冥王は、俺の横に移動し、剣を振りかざした ギリギリの所で避けた。 「あら、0のくせにやるじゃない」 「そりゃ、どうも」 だが、どうする?実際、勝てない相手に挑んでしまったからな どうすれば・・・ 冥王は、攻撃を続けてくる 「逃げてちゃ、勝てないわよ!」 「くっ!」 待て、俺。冷静になるんだ そして、立ち止まった 「なに?負け認めちゃうの?なーんだ、つまらない・・・じゃあーーーーー       終わりで良いや」 冥王が俺を殺す準備入った このまま負けてしまうのだろうか、あんな事を言っていたのに 「さよなら」 冥王の本気の剣が俺の所に振りかざされる その剣は、俺の首に入り、切られる。即死だ 俺が強ければ・・・ 助けられたのに、大口叩いといてこのざまか そして、俺はーーーーーーーーー 切られた
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