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『馬鹿野郎!俺よりもこちらの先生に挨拶しやがれ!!』
……キョウ君……キミはOBか?OBなのか?
『すいませんっしたぁ!!自分は不安斗夢の特攻隊長を務めさせていただいてる「音速のリュウ」っス!!夜露死苦っスゥ!!!!』
おぉぅ……言ってる内容の全てがまた時代錯誤だ。そして音速って……二輪車で音速は無理だと私は思うよ……?そしてつい気になって聞いてみた。
「……ファントムってどう書くの?」
『先生!気になる!?俺が付けたんだよ!「不安」に北斗の「斗」に「夢」って書くんだ!いいだろ!?』
うん、キョウ君は間違いなくOBだ……。
「あのさ……ファントムって意味……分かる?」
ついついまた聞いてしまった。
『『分かんねぇっス!!』』
ハモったぞ。
「……あのね、言いにくいんだけどお化けとか幽霊って意味なんだよね……」
『ヤベー!!マジっスか!?俺リアル不安斗夢になったっスか!?カッケー!!』
なぜ目を輝かせて私に聞くのだ、リュウ君よ……?
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