0人が本棚に入れています
本棚に追加
強い日差しがアスファルトを強く照らす。
蝉の鳴き声が絶え間なく聞こえる。
滴る汗がじんわりとシャツを濡らす。
何日連続の猛暑日なのだろう…
しばらく雨は降っていない…
夏休みを迎え3週間目を迎えようとしているある日、俺は宿題をするため近くの図書館に向かっていた。
あまりの暑さに倒れそうになった自分は、少し先にある自動販売機の前で立ち止まった。
ポケットをあさり100円玉を取り出し、ジュースを購入した。
そして、すぐにジュースを口へと運んだ。
その瞬間ふと気付いた…
道路を挟み、向かい側の歩道にいるまだ小さな女の子に。
その子は小さなジョウロを持っている。
一瞬気にはなったが、すぐに元の目的を思い出し、俺はわずかに残ったジュースを一気に飲みほし、図書館へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!