死んで花実は咲くものだ?(仮)

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松葉づえの練習を 夏休みに 病院へ通ってやりましょうってな時 いきなり あの事件が起きて 一度 自信をなくして 病院にリハビリ行くのができなくなってしまったのが 僕には なんか辛くて 少しでも 彼女の力になりたいと思いつつ 「僕は 後悔してないよ それより きみが リハビリできなく成る方が辛いよ」と 念じていたら どう言うことかは 理解できないけど 彼女(鶴舞)さんと心が通じて来たようで 「そうですね あなたに助けてもらったこの命 頑張らなきゃ ダメですね」何故か 彼女の呟きが 僕の心に入ってきました そして 鶴舞さん 再び リハビリに通い  なんとか また 車椅子自走ができるようになり  松葉づえへのチャレンジが始まりましたね そんな 夏休みの日々が 過ぎて行くうちに 僕らは 会話をするようになっていました 車椅子に宿っているのか?わからんけど 彼女が 座れば 会話をするって感じかな なんて言うと 乱歩の人間椅子みたいで なんか変態チック(笑)ですけど そう言うことでなく 心が繋がるみたいですかね それで いつの間にか  僕自身のことも 話していた そう あの謂れのない嘘からの 陰湿なるいじめ そして 自分(御堂筋 漣)は あなたが思う強い人間ではなくて 弱い人間 そして 何より あの事故の日 自分が 自殺をしようと あの踏み切りにいたと言う事実を話していました それを聞いた 鶴舞さん  涙を流して なんと (そうです こんな僕のために) こう言ってくれました「弱い人間じゃないです 弱い人なら あの時 私を助けることなんてできるはずないでしょう」と 彼女 励ましてくれました。 亡くなったあと こんな素敵な女性に出会うって なんとも 不思議なと言うか もっと早く 出会いたかったなどと 思っても仕方がないこと考えているけど あれが あったからこそ こうして 今 話せているのかな?とか。。。。 一方 鶴舞さん 僕を美化し過ぎてるよと思うんだが でも だからこそ 彼女のために できること 彼女を励ましたり  彼女の力に成ろうって 思ったかなあ そんな日々の中 リハビリの後の帰り道にて 再び 陰湿なる出来事が。。。 あいつらが 現れて。。。。
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