死んで花実は咲くものだ?(仮)

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死んで花実は咲くものだ?(仮)

私立天秀高校 一年二組 ぼくの名は御堂筋 漣(みどうすじ れん)なんとも ふざけた苗字にキラキラではないが 漣と言う名から ついたあだ名が (未練たらたら君) それは 高校入学式の時 中学時代のマドンナ 鷹野 華也子(たかの かやこ)嬢に 同じクラスになって 話しかけたのが このあだ名がついたきっかけ 彼女の取り巻き連中が それを見ては ぼくを「こいつ 中学ん頃から 鷹野さんにストーキングしてはふられた癖に未練たらたら男なんだぜぇ」と 謂れのない中傷を受けては そこで 天秀高校での 一番下のカーストへと 落とされてしまったのでして。。。 それでも 勉強とか部活に頑張ろうとするものの 天秀って高校は 近辺から まさに天才秀才が集う高校で 毎年 何十名も T大へ現役合格するという 頭の良い学校では いくら 中学で クラス一位だったぼくも まるでついていけない 訳で 一学期の中間試験にて 勉強においても 最低辺の烙印を推されてしまっては 完全に 陰湿ないじめにあうようになって行ったんだよなあ その頃から 帰り道の私鉄の踏み切りで ぼーっと過ごす時間が増えて来ては あそこへ 飛び込めば 理不尽な世の中から 脱出できるぞっと 思い込むようになって行った訳だ
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