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「はは、先生か。それじゃ君は僕の生徒。いや魔法使いの弟子ってとこかな」
先生は笑っていた。嘘偽りのない、緩んだ笑顔は、これからも始まる二人の生活が幸せなものになる。と、感じさせる明るい顔だった。
私も、先生につられて笑った。その音は大きく、風の声など聞こえない楽しい音であった。
「ヘクシュッ!」
静かなホコリが再び舞い上がり、大きく開かれたこの口から入り込み、大きなくしゃみで吐き出される。
「でもまずは……」
先生は部屋の中をのぞきながら。
「この部屋の掃除からかな」
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