第3章 奴隷契約

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「いい子だ」 思えば 結婚をして 褒められた事などあっただろうか、職場でも できて当たり前 注意される事は あっても 褒められる事はない 私の中で 褒められたい という欲求が 湧き上がる。 彼が おもむろにバックから 目隠しを取り出した 背後から 着けられ 視覚を奪われる。 人は、視覚を奪われた瞬間 それ以外の感覚が敏感になる。ガサガサと カバンを探る音が聞こえ ジャラジャラと金属が擦れる音が聞こえた。 「子猫ちゃん 今日から 君は ぼくの物だよ? さあ 首輪を つけてあげるから 四つん這いに なりなさい。」言われるがまま 四つん這いになる 「お尻を高く上げてごらん」 従う度に 興奮を覚え 自分が どんどん大胆になっていく 「美しい…素敵だよ」そう 耳元で囁きながら 準備された首輪を着けられた。 首輪は 鎖に繋がれているようだ 彼は 不意に力強く鎖を手繰り寄せると 髪を鷲掴みにして 私に顔を近づけ くちづけをした。 身体も頭の中も溶け出しそうな優しいキス 私を中の理性が壊れていく音が聞こえた。いやらしく舌が絡み合う音 熱い吐息 結婚するまでに、様々な男性との出会いもあったが、こんな 長いキスは 初めてだった 彼は ソファーに腰をかけたようだった 「よし いい子だ そのまま 自分で 胸を触ってごらん?」 流石に 戸惑う。恥ずかしい。 「どうした?できないのか… 残念だなぁ じゃあ 服を着て帰っていいよ」 もっとその先へ行きたい欲求と 恥ずかしさが入り混じる。視覚を失い 敏感になった胸を触る 「乳首を摘んで 引っ張ってごらん」 「あ…」 吐息が漏れる。 「いやらしい格好だね ずっと こんな事ばかり 考えていたの?」 「はい… 」 「パンティの上から 触って…」 彼の指示通り 自分の秘部に 手をやる もう 下着越しにも糸を引きそうなくらい ぐっしょりと濡れている。 ソファーに座っている彼が タバコに火をつけ フーッと一息 「パンティを 脱いで よく見せなさい」 ゆっくりと流れる時間の中で 心と体が 少しづつ 支配されていく 誰にも見せた事の無い姿 自然と もっと 見せたくて いつもの自分が 徐々に変化していった
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