2 序章

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アイツには逆らえないからクラスの大半の男子は敵だった。 女の子には優しくしてもらった。 でも辛くて辛くて辛くて…。 学校に行きたくなくなった。 それでも無理やり行っていた。 家ではあの人に死ねとか、お前なんか産まなきゃ良かったとか毎日毎日言われていた。 学校ではアイツに死ねとか、クズとか人間のゴミとか毎日毎日言われていた。 家でも、学校でも。 毎日、毎日、毎日毎日…。 もう学校に行くのが嫌になった。 生きているのが嫌になった。 私は産まれてきてはよかったのだろうか? 本当は産まれてきてはいけなかったのではないか? 誰が私の存在を、産まれてきたことを喜んでくれるのだろうか?
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