3 不登校

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それでも頑張って生きていた。 いつか良いことがあると信じていたから。 土曜日になれば大好きなおばあちゃんの家に行ける。 大好きなおばあちゃんに会える。 きっと私の産まれたことを心から喜んでくれたと思うおばあちゃんがいたから。 仲良くしてくれた友達がいたから。 そして何よりいつか誰かがアイツらに天罰を与えてくれると信じていたから。 そんなある日、私は学校に行けなくなった。 お腹が痛くて。 気持ち悪くて。 頭が痛くて。 でも休めるって決まったらいきなり元気になった。 そんなに元気なら学校に行きなさいって言われた。 その瞬間また具合が悪くなった。 仮病じゃないんだよ。 本当に具合が悪くなっちゃうんだよ。 無理やり学校に行かそうとしないでください。 学校に行きたくても行けない子は確実に存在していて、 学校に行こうと思うと突然具合が悪くなる子も確実にいるんです。
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