1/1
前へ
/15ページ
次へ

私は敢えて、異臭のする方へ足を運んだ。 なんてMなのだろう。 一歩進む毎に、鼻を刺激してくる臭い。物凄く臭い――。 「何だこれ…目が痒くなってくる…」 独特な臭いのする霧を、手で掻き分けながら進むと、 そこには―― 半年以上テーブルに放置していた、腐った汁の入ったカップラーメンの容器が、異様な渦を巻きながら異臭を放っていた。 「うわっ、捨てるの忘れてた…。一応、手に持っておくか」 ◆貴方は、『腐った汁』を手に入れた。 また少し岩肌が続いた道を歩くと、黒いウィンドウが出現した。 【貴方の目の前に、二つの扉があります。どちらの扉を開けますか?】 ◆無臭の扉→4 ◆異臭がする扉→5
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加