1/1
前へ
/15ページ
次へ

◆貴方は、『金属バット』を手に入れた。 両手に金属バット、腰に腐った汁を装備した私は、一歩ずつ階段を下りて行った。 ギシッ ギシッ 暗さに目が慣れてくると、ぼやっと見えていた下階の情景が、少しずつ明確に見えてきた。 「…下も、岩肌のダンジョンが続いているのか」 私が独り言を漏らした途端、 ――ガタンッと物音が聞こえた。 私は、階段の途中で足を止め、身を潜めながら様子を伺う。 ペタッ ペタッ ペタッ 気色悪い足音と共に現れたのは、 顔から粘り気のある液体を垂れ流した、ふやけた肉団子のような気味の悪いモンスターだった。 「うわあああああ」 私が叫ぶとモンスターは、私が立ちすくんでいる階段の方へ近付いてきた。 気色悪い…やめろ… 止めてくれええええ!!! 【モンスターが現れた!どうしますか?】 ◆金属バットで殴る →9 ◆異臭の汁をかける →8
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加