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学校でのエリたちの会話はクラブでの服の相談や来る男子友達の話だった
相づちや返事の返しや当日の準備に注意深く探るあたり
自分がスパイのような感覚にとらわれる いつ「お前スパイだな」
そう宣言され はりつけ獄門に晒されるか
またアホな妄想の中 まどか先生が入ってきた
「昨日のプラムの件ね 校長先生にオッケーもらいました」
頭で丸のサインに サヤはひきつった笑いを浮かべた
「でね 準備のために実行委員を決めようと思うの」
止まらない担任の暴走にサヤは熟睡しようと机に頭を沈めた
まどか先生の張り切りはわかった
でもゴメンよ 私は昨日 3バカトリオのライン地獄に精も根も尽きたのだ
今 フランダースの犬のパトラッシュがいたら
一緒に天に登れる
サヤがパトラッシュの引くリヤカーの台に乗る夢を見る中
「じゃこの二人に決まりね」
寝てる間 誰からも立候補が無いとわかった まどか女史はクジを引き
強引に決めてしまったのだ
その1人の中に まさか自分が選ばれてるとは
夢の中にいたサヤには わからなかった
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