卒業パーティー

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「レミおはよう」 グループのアヤにミキも合流し学校に入った 席につき先生が来ると 少しは楽になる レミにおべっかを使う事も ラインのわずらわしさも解放されるからだ しかし勉強の方は完全に落ちこぼれになっていた 授業中 ほとんど寝てるからだ 帰って勉強する時間も無いわけで が この学校はエスカレーター式なのだ 何もせずとも大学まで進める 京子の方は就職するらしい…ギャル仲間の紹介だとか 正直地獄の3年間がようやく終わるのにまだ四年続くかと意識が遠のくようだが 上位グループに居続ける必要は人脈なのだ レミの知り合いはIT関連の知り合いが多く大学の卒業後は行くつもりだとか アミやミキも勝ち組の先輩など知り合いも多く 就職を有利に運ぶ人脈を抑えている 負け犬のまま就職に進んだとしても結局バカな奴らに良いとこを持ってかれるだけだ だからこその我慢であり忍耐なのだ 大学までは奴隷としていよう大学入れば少しは楽になるはずだと そんなわけで授業は安心して眠れる時間でもある この日も熟睡体制に入ろうとした時 「ねぇ プラムしない?」 担任の長澤まどか先生の言葉にクラスがざわついた
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