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第三章 Word of Command
檀上正面の円卓に座るお義父さんと俺。
子会社のプレゼンが進行する中、来期の数値や中期計画と話題が尽きる事無く話し込んでいた。
「お、戻ってきたみたいだね。」
お義父さんが舞台袖に降りてきた舞の姿を視認する。どうやら出席者達に捕まっていたようだ。
(ったく…、早く来て社長に挨拶しろよな…)
置かれている状況などは見て取れるものの、お義父さんが気にしている以上、呼びに行こうかとさえ思い始める。
するとペコペコとお辞儀をしながら早足で舞が戻ってきた。
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