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「あっ、ありがとうございます!とても光栄ですっ!」
どこかまだ堅苦しさが残っているものの、顔を上げて満面の笑みで激励に答える舞。
「勤勉さも伺えましたし、何より美人ときている。
高城君、目移りなどしないでくれたまえよ。」
冗談交じりにお義父さんが俺と舞に釘を刺してくる。
一番突かれたくない所をやはり突かれてしまった。秘書を雇えと言ったのはこの人の筈なのに。
本気では無いにしても、この手のやり取りが一番嫌いである。
ただ…、お義父さんの言葉に罪悪感を感じるのは、関係を持っているからであろう。
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