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ザシュッ!
「っは!?」
ピピピピピピピッ
時計のアラーム音により真琴は一気に覚醒した。汗で服が体にまとわりつき気持ちが悪かった。真琴はそんなことよりも今の夢か何かも分からないものを見て一筋の汗を流した。何かに刺されたんじゃ、と思って身体中を見たが何もなかった。あれは夢だったのか?だが、あまりにもリアルだった。刺されたんじゃないのかと錯覚するほどに・・・・・。真琴は手で汗を拭い学校にいく準備をした。
16時15分
「はぁ・・・・・」
放課後の時間になった。真琴は今日一日ボーッと過ごしていた。昨日見た夢達があまりにもリアルで現実味を帯びすぎていたのが気になってしまったのだ。狐面をつけた女が頭から離れない。そうして、真琴は溜め息をついた。真琴が学校の玄関まで行くとそこへ
「真琴ちゃーーーーーーん!!!!」
ドゴォッ!
「ぐおっ!?」
デジャヴを感じさせるようなシーンだ。真琴は痛みを感じながら思った。ぐいっとぶつかってきた人の袖首を掴みあげぶら下げた。
「・・・悠里麻お前か」
溜め息をつきながら真琴は悠里麻をぶらぶらさせた。悠里麻は
「わわっ!?ちょっ、真琴ちゃん!縒っちゃうよっはなしーてー」
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