第2話 恐怖

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「狂魁さん、ありがとうございました」 真琴は涙を拭い。霧幻狂魁と向き合うと頭を下げてそう言った。霧幻狂魁はふふふっと笑いながら 「いやいや、真琴さんお礼を言われることなんてしてないよ。そうそう、忘れてたけど私の事は呼び捨てでかまいやしないよ?」 「いえ、もう充分過ぎるほど話をしてくれましたから。あーすいません、やっぱり狂魁さんで年上ですし」 「ふふふっそうかい、ならよかったなぁ。そう?なら私は真琴ちゃんって呼ぶよ!」 「いやいや!何でちゃん付けなんですか!?」 「だって、可愛いんだもん!」 「男に可愛いはないでしょう」 真琴が呆れながらそう言うも霧幻狂魁は 「はぁ……それに、君……いや、……だって、可愛いじゃないか。」 と、言って断固として譲る気は無いようだ。真琴はため息をつきながら 「もう、それでいいです・・・。それでは狂魁さんもしもまた、会えたら会いましょう」 真琴がそう言うと霧幻狂魁は真琴に 「うん、真琴ちゃん     
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