第1話 最期への序章

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「真琴君、大丈夫か?君のお義父さんここの通り道で殺されたんだやはりショックだろう」 「いえ・・・・此処しか学校から近くないのでたしかに通りにくいですけどね・・・」 そう、真琴の義父が二日前に此処で殺されたのだ。この通り道は一本道で左には坂になっていて川があり右も同じように坂になっており草が生い茂っている場所だ夜になる街灯なんて遠くに数ヶ所しかないためあまり、明るくないし人の気配なんてなくなり静かな闇の世界となるそんな場所なら殺すなら打ってつけだろう。 「・・そうだな、すまないなこんな話をまたしてしまって」 「いえ、いいです。ただ、やはり殺人犯が分かりませんか?」 「・・・その事なんだが君のお義父さんを殺した相手だが死因が胸を刺され出血多量で死んだ事からまだ、憶測だが〈霧幻狂魁-ムゲンキョウカイ-〉かもしれないんだ」 「・・・あの・・霧幻狂魁が、ですか?」 「あぁ、今ネットで騒がれている連続殺人鬼だ。君も知ってはいるだろう?」 「えぇ、確か確実に心臓を刺して殺し最後に目のしたに一筋の切れ目を入れるって言った殺害法で知られていますよね?」 「随分詳しいんだね、真琴君」 「えぇ、友達達が話していましたし何よりそんなサイトは大量にありますしね」     
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