第一章

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苦笑する大山秀哉は、まぁまた会った時に。とニコッと表情をかえた。 カフェを出て、うちに帰るまで、昨夜の事を思い出すも、モヤモヤしていて、上手く思い出せない。 トイレでキレて、テーブルに戻り竹下先生や佐々木先生と飲み始めたのは、なんとか思い出せた。 でも、それ以上は、わからん。 久々の醜態に、心が折れそう。 でも、生徒たちの前で、それを晒さず良かったとも思う。 尊敬されないまでも、良い先生だったと思っていてもらいたいから。 明日の授業を考えながら、日曜日の昼下がりを、まったり歩く事に少し幸せを感じた。
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