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第四章
「いやー、凄い走りでしたね」
爆笑しながら、はーくんがやってきた。
「みんな何があったんだ?とビックリしてましたよ」
踊り終わりダッシュで私の側にきた、大山センセイ。
息も絶え絶えに、彼は私の前に膝まずいた。
突然の行動に、言葉がでない。
でも、彼は私の目をしっかりと見つめ、
「持って帰っていい?」
と、聞いてきた。
もちろん私は、
「私が持ち帰るよ」
と、答えた。
「ドラマみたいだったよー。あんな告白も有りだよねー」
七重は嬉しそうに、はーくんに報告していた。
あれは、告白だったの?
いやいや、あれは勢いでしょ?
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