-まさか夢?-

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 私が、  この平凡な、  矢田トモコが、台湾の有名メーカーの御曹司と結婚したことこそ、ありえないことだった…  「…葉尊…私だ…どこにいる? …さっさと迎えに来い…」  私は大声で叫ぶ。  喚く。  私の大声に反応して、突然、部屋のドアが開いた。  そこに現れたのは、なんと、前薗ねーさんだった…  「…どうしたの? …矢田ちゃん、そんな大声を出して?…」  「…ねーさん…葉尊は、周貴臣はどこにいるんだ?…」
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