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「だ、誰って!あなたこそ誰ですか!てか、服きてください!!!!」
上半身裸で髪を拭く姿に、その人物を直視できなくて思わず俯く。
「俺、人に指図うけんの嫌い。ぜってー服きねー」
ジャイアンかお前!と言ってしまいそうになるぐらいのデカイ態度であたしを見下ろす、背の高い目の前の男。
「あ、あたしは今日からここの住人です!」
「ここ、俺の部屋だけど」
「へ?」
彼の言葉にあたしは、次の言葉を失う。
「出てけよ。警察突き出すぞ」
「いや、待ってください!鍵もらったんですよ!それにほら、ここにも」
ポケットから鍵を取り出し、ずっと握りしめていたここ部屋番号が書かれた紙を開く。
「ふーん。部屋変えてもらえよ?女と住むとか冗談じゃねぇから」
「こ、こっちだって!」
なんなの、最悪。
やっぱり最上階でワンフロアなんておかしいとと思ったのよ。
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