be my last

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 僕は酷い嘘つきだ。  きみが忘れてしまうことを知っていて、それでこんな嘘を吐く。  その場しのぎのおためごかし。  「…やだよ」  きみは真っ直ぐに僕を見る。僕を見て、頬に添えた手を握る。  「俺は今のままの清遥がいいよ」  ねぇ。  きみは忘れてるだけなんだよ。  僕がどれだけ酷い人間か。  ねぇ。  思い出して何て言えないよ。  言えないけど。  僕は。  僕らは。  もう限界なんだ。
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