ストファン番外編~ワールドキャノンマキシマ厶編~

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ストファン番外編~ワールドキャノンマキシマ厶編~

倉木飛馬が入学する20年前から、物語は始まっていた。 一人のリーゼント頭によって  見国高校サッカー部で、二人だけ、坊主に反対して、ロン毛を貫いた選手がいる。  一人目は、本編の主人公である、倉木飛馬(くらき・ひゅうま)。  そして、もう一人は、ワールドキャノン・マキシマム編で登場する、花丸剣山(はなまる・けんざん)である。  時代は、倉木飛馬が登場してくる、12年前に遡る。    1987年、夏。  大嶺忠敏(おおみね・ただとし)監督率いる、見国高校サッカー部は、全国高校サッカー選手権を初制覇するために、模索していた。  監督の作った、鬼のような練習量。  その厳しさに、ついていけない部員も目立ち、春から冬になるにつれて、退部者が増えてくる。  その練習の合間に、天才ドリブラーの、長井秀樹(ながい・ひでき)が夢を語る。 長井「やっぱ、今、世界のサッカーの中心地は、イタリアだよ。世界中の優秀な選手たちが集まってくるんだ。そしたら、監督も優秀だろうな? セリエAか、俺     
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