ストファン番外編~ワールドキャノンマキシマ厶編~

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のつてで、海外に挑戦することにした。  大嶺監督の代名詞の、放り込みサッカーの本場、イングランド。  両親は離婚して、母親一人に育てられた剣山は、母親の花丸和枝の「どの世界でも良い、有名になりなさい」という、教育方針から、反対されずに、逆に援助を受けた。 剣山「母ちゃん、こがん金は受け取れんよ・・・」 和枝「なんば言いよっとね! お母ちゃんのこつは、心配せんで良か! こん金は、母ちゃんが汗水垂らして、貰った金ばい。女手一つで、夜も寝らんと、仕事ば掛け持ちして、水商売で、あんたば育つーためん、稼いだ結晶たい! 男やったら、さっさと受け取らんね!!」 剣山「ばってん、おいは、あっちで働けば、金稼げるけん、そがんは要らんけん……」 和枝「母ちゃんは、女の子ば産んだ覚えなかよ。剣山は男やろが! 男のモン付けとるやろが、男なら黙って、握りしめてから、さっさと、世界ば感じてこんね! お母ちゃん のこつは、心配せんでよか、また働けば良かこつやっけん。剣山、あんたは顔も覚えとらんやろうけど、あんたのお父ちゃんは、背高うて、男らしかったばい。親が、子供んこつば、心配して、育つんのは、当たり前のこつやけんね。世界2位でよかわけなかたい! だったら民進党の代表ば、サッカーの監督にしたら良かだけの話たい。こん金持って、イギリスさ言ってこんね! ばってん、絶対世界一になって、戻ってこいよ!] 剣山「ーー、。おいは、大西洋に散って参ります!」 和枝「わいのがたんとは、どこさ行ってでも死んでこい!」  剣山が、我が家の玄関のドアを閉めて、男の新しい自分の街を探しに行った後。  和枝は玄関で、泣き崩れていた。 和枝「。……………うっ、うっ、剣山が居ななったら、うち淋しか……、行かんといて、……………なんして、そがん遠くば行くとね……………あぶなかたい……………金なんか要らんけん、だけん、絶対、     
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