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死なんといてな、せめて死んでしまって、還ってこんといてな? ………うっ、うっ…。お母ちゃんが産んだ子たい、男でも女でも関係なか、、、そいけん、ずっとお母ちゃんのとこん、いてくれんとね? なぁ、誰に似たやろか?あんた、? ほんなこつ剣山は、あんたの子たい、、。あんたに似て、よか男たい、、そんで馬鹿よ、男は馬鹿んごたん、何で男は、自ら自分で、危なか道ば進むとやろか、、、、」 剣山は、泣きながら走っている。 剣山「……おかあちゃーん!!!!」 これには花丸も号泣せざるを得なかった。 花丸は、母親が汗水流して働いたお金を握りしめて、泣きながら海を渡った。 それを知った牧島将は、触発される。 牧島将には、大学と、社会人から、スカウトが来た。 しかし、牧島将は、選手の現役を断る。 牧島将「自分の実力はわかっている。選手として長井秀樹よりも下だから、ディフェンスに下がった。しかし、自分
のチームに、安定感があるゴールキーパーと、戦術を確実にこなせるフォワードが入っただけで、見国高校は変わった。それが、一サッカー人として、戦術に興味が湧いてきた。俺は、将来的には監督をやりたい。大嶺先生のような、立派な監督になりたい。大学に進んで、日本で教員免許を取得しようとも考えたが、日本にいたら、小さな人間にしかなれないと思う。それに大学で4年間も日本の遅れた指導を受けるよりも、その4年間で最先端の指導を受けたい! 花丸君みたいに、世界で活躍するという夢を目指したい。そこで私は、イタリア語をマスターして、コベルチャーノに挑戦します!」 牧島将も、海を渡って、イタリアに挑戦することになる。
イタリア行きの飛行機の中で、イタリア語の辞書を引き、思いを巡らせる将。 見国高校サッカー部の掟である、坊主頭から、いがぐり頭に伸びた将は、イタリア本土の土を踏み、やる気が出る。 その足で、フィレンツェへ。 イタリアサッカーの総本山である、コベルチャーノも門を叩く。 支配人「ようこそ、カルチョの国へ。君はここで、最先端の戦術を学ぶのだ」
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