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私の名前は神沢刃(かんざわ・じん)。20代のサッカージャーナリストとして、イタリアの現地に住んで、イタリアの独特なサッカーの謎を解くために、フィレンツェに降り立っている。世間では、やれプレミアのイングランドだーとか、いやラリーガの最強スペインだ!と言われているが、最高の質を保っている国はイタリアしかない! と、強い信念のもとで、僕はイタリアを選んだ。、、、今頃、同期の連中は、イングランドやスペインを追って、日本本社に貢献しているんだろうな? いや、他人のことは考えないようにしよう。自分の道を戻る必要はない。イタリアのニュースだって、日本人の中にも欲しがっている人がいるはずだ!イングランドやスペインの試合は、5対2になりやすい。2点を取ることはすごいが、5失点する方を改善したほうが良い。その怠りが目につく他国よりも、イタリアのサッカーでは、プロビンチャの最下位のクラブでさえしっかりしている。
それが僕がサッカージャーナリストととしてイタリアを選んだ理由だ」
神沢刃が取材したところ、サッカー漫画家として成り上がった、尊敬する日本サッカー協会の会長の、凩忍工(こがらし・にんく)肝いりの、戦術研究課分析班班長の、イタリア支部支部長が、インテルの永友の偵察すると発表している。その支部長に情報をいただける席もつくってもらった。
フィオレンティーナ対、インテルを取材するために、フィレンツェのスタジオアルテミオフランキの要塞に入る。
入ったスタシアムの観客席の最前列で、すべての過程を記憶に収めるために、試合を凝視している。
神沢刃「よいディフェンスだ! 双方とも良いサッカーをしている!!」
しかし周りのイタリア人から、冷たい目で冷やかされている。
神沢刃「んぅーん、なにか視線を感じるな、なにかルルール違反でも? しかし、イタリア人はみんな観客席の奥にしかいない、、、なぜだ?、、、」
そこに一人の女性が、神沢刃のもとに駆け寄ります。
それは小柄で、東洋人の顔立ちで、とても赤メガネをかけた可愛らしい女性でした。
女性「あノー、日本人の方ですよね?」
神沢刃「あっいいや、そうですが、なにか?」
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