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大嶺監督が注意に行くと、見覚えがある3年生の姿がありました。 大嶺「こらこら、君たち、未成年がタバコを吸ってはいけないでしょうが!?」 不良生徒「やべぇ、大嶺だ!? すいませんでした!」 タバコを吸っていた不良少年たちは、あまりの厳しさに音を上げた、元サッカー部員たちだった。 不良少年たちは、厳格な監督の登場で、沈黙しています。 しかしその中で、一人だけ、リーゼント頭をした、191センチメートルの大男の生徒だけが、大嶺監督を、睨みつけています。
大嶺「おやおや、君ですか。花丸君。噂をすればなんとやら、高校生が、タバコを吸ってはいけないというのは、わかりますよね? これはゲンコツものですよ」 しかし花丸剣山(はなまる・けんざん)は、タバコの火を、地面でねじり消し、ガンをたれて発言します。 花丸「おいは、そがん思わんけんね。アメリカは、自己責任の国ばい。年齢なんて、関係なかったい、先生」 大嶺「花丸君、ここは日本ですよ。特に君は1年生から、サッカー部員として、3年生まで、育てていきたかった。まさかあの程度で、音をあげて、こんな風になっているとは思いませんでした。君の身長で、あのサッカーセンスを持っていたら、アジアの大砲と呼ばれている、高森琢也君を超えることも、できたでしょうに。君のお母さんはお元気ですか? もう君は3年生だ。今からでも遅くない。サッカー部に戻って、全国大会を目指しませんか? そうすれば、サッカーの道で、就職もで
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