プロローグ。

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えっ? 振り向くと背の高い男子生徒が立っていた。 あ、邪魔って私の事!? 「あ、ごめんなさい。 す、すぐに退きますので…」 慌てて退けようとしたらドアに激突した。 ゴンッ!! い、痛い……。 あまりの痛さにしゃがみこんだ。 「おいおい。大丈夫か? あんた…そんなに慌てて退かなくてもいいのに」 「す、すみません…」 クラスにも入れず、注意をされて 退こうとした矢先にぶつけるとか もう散々だった。 私の意気込みは、ココであえなく終わるの? 「それより立てるか?悪い…慌てさせたから」 男子生徒が申し訳なさそうに 手を差し伸べてくれた。
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