461人が本棚に入れています
本棚に追加
えっ?
振り向くと背の高い男子生徒が立っていた。
あ、邪魔って私の事!?
「あ、ごめんなさい。
す、すぐに退きますので…」
慌てて退けようとしたらドアに激突した。
ゴンッ!!
い、痛い……。
あまりの痛さにしゃがみこんだ。
「おいおい。大丈夫か?
あんた…そんなに慌てて退かなくてもいいのに」
「す、すみません…」
クラスにも入れず、注意をされて
退こうとした矢先にぶつけるとか
もう散々だった。
私の意気込みは、ココであえなく終わるの?
「それより立てるか?悪い…慌てさせたから」
男子生徒が申し訳なさそうに
手を差し伸べてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!