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私達は、陰ながらそれを見守っていた。
心配したけど、どうやら大丈夫だったみたいだ。
良かった……本当に。
「さて私達は、お邪魔にならない内に
帰りましょうか」
そう思ったのだが
うっかり下に落ちてた缶を転がしてしまった。
カランと鳴り転がる缶。
あ、しまった!!
見ると2人と目が合ってしまう。
「何を……やっているのですの?咲良……。
睦月様まで」
ひぃぃっ……怒っているし!?
慌てて逃げ出す私と睦月君。
だが私達の手は、しっかりと握っていた。
END。
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