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すると立ち止まっていた睦月君が
また、歩き出した。
手を繋いだままだ。
ワケが分からない。
そうしたら睦月君は、私を保健室のベッドに
押し倒してきた。
「キャアッ!?」
えぇっ!!?
これって、これって…。
動揺と驚きで頭の中がパニックになってしまう。
そんな…私…まだ心の準備が!?
しかし
バサッと睦月君は、私に布団をかけてきた。
布団…?
何が何だか分からず動揺していると
よいしょっと向きを直され布団の上から
ポンポンと叩かれた。
まるであやすように…。
これって…もしかして具合が悪いと思い保健室で
寝ていろという意味なのだろうか?
「あの…ありがとうございます」
動揺しつつもお礼を言う。
するとその手が止まりコクリと頷いてくれた。
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