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そう言いながら、平たい装置の上に立った。
すると再び星の至る所でホログラムが、起動した。大統領の顔が映し出される。
「私が選んだ優秀な戦士達をよくぞきてくれたら。これから1分後に、装置を起動する。心の準備をしてくれ。また、ユンーリ星人の未来はお前ら6人の戦士にかかっているという事だけは心の片隅に置いといてくれ。では、健闘を祈る。」
大統領の挨拶が終わり、ギュユンンィィイという起動音がした。
1分という長い時間が、与えられたのでしっかりと故郷の景色を3つの目に焼き付ける。
ボーーとしていると、他の奴らが騒いでいた。
まさかと思って騒いでいる方を見るとこの星の問題児ビンケがこちらに向かって来ているのが分かった。
「面白そうだな。俺にも乗せてくれよ。ギジュナ。」
最悪だった。ビンケは何をするかわからないし、よくわからないところでキレてしまう。
ましてや、今は転送中だ。
あんな奴が来たら、失敗するに決まっている。
祈るように、そのようすをみていたが、やがて
ビンケは周りのやつを紙切れのように吹っ飛ばしながら近付いてきた。
しかも、転送まで残り2秒と言う時にだ。
残り1秒の時点で、装置の上に立った。
「「「「「あっっっっ」」」」」
周りのやつらが叫んでいる声が聞こえた。
直後に、足元が爆発する感覚に襲われた。
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