第1話 死んだ奴は異世界に行いくのがお決まり

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「そうです貴方は骨の姿で生き返ってしまったのです」 「骨の姿で幸せになるなんて不可能に近い!」 「私はあなたが幸せになるまで帰れない!」 「出世の道も閉ざされたどうしてくれますか!」 「いやいや知らん! でもどうしてこうなったんだよ!」 「……恐らく現世に未練タラタラで死んだからでしょう」 「うかつでした、出世のために不幸そうな死因のやつを担当したものの未練タラタラなやつを選んでしまうとは……」 「そりゃ! 何もしてねーのに殺されたら未練も残るわ!」 「俺は引きこもりじゃねーし、ニートでもねぇ!」 「そこそこの大学いってて、いい会社に入るところだった!」 「あっちの世界で幸せな人生を築き上げるところだった!」 「……尚更幸せにしにくいじゃないですか!!」 「私達は死人を前の世界より幸せにしないと帰れないんですよ!」 「……終わった、私の人生終わった」 「終わったのはこっちだよ」 たっくせっかく生き返ったのに、骨で生き返ったら意味がねぇよ それにこの天使いちいちムカつくし 「あっ、幸せメーターが下がった!」 「かわいい天使を見たのになぜ!?」 「……お前のせいだ!」
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