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「えーと、ではこの書類に、氏名、年齢、死んだ理由を書いてね」
「生前の職業とか住所はいいんですか？」
「ハイ、それは要らないです。だってもう死んでんだから。面接じゃないし」
「あ、そうか。すいません」
「出来ました！」
「うん。どれどれ・・・ふむふむ・・・ふむふむ・・・」
「どうですか？」
「キミけっこう若作りしてるんだね。もう三十路超えてるじゃん」
「それは言わないでくださいよ」
「えーと。死んだ理由は・・・あーなるほど。だからだね」
「だからだね？」
「いや、だから服ボロッボロなんだーと思ってｗ」
「まぁ・・・そうですね」
「それは？その大事そうに持ってるの、それ何？」
「これですか？」
「うん」
「どんぐりですよ」
「なんで？」
「さぁ」
「普通どんぐり持ってないよ」
「いや、そう言われても僕も記憶にないんですよ。どんぐり」
「じゃあ何でどんぐり持ってるのよ？」
「犯人が持たせたとか？」
「あーなるほど。なんで？」
「いやいやｗ俺も知らないっスよ」
「怖くない？なんか怖いよそのどんぐり」
「やめてくださいよ。ただのどんぐりですよ」
「やばいんじゃないソレ？爆発とかしないよね？」
「しないですよ。完全に木の実ですよ。見ますか？」
「見ないよそんなの。なんか気持ち悪いし」
「・・・・・・どんぐりをポイっ！！！」
「ウワッ！！！・・・お前やーめーろーよーなー！！！」
「うけるｗｗｗ」
「じゃあ、地獄で」
「え」
「地獄で。ハイ、次の方どうぞ」
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