prologue

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「……!!」 反射的に体を支えたカシワギの目が大きく見開かれていく。 ぐったりとした男の重みに耐えきれず座り込みながらも、にわかには現状が信じられなかった。 細かく体が震え、涙がにじむ。 ……何で貴方なの? 今、戻ろうって言って―― 「…………いやああああああ――――っ!!」 かつて味わったことのない恐怖に、カシワギは絶叫した。
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