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運動会になって、ボクは彼女に良いところを見せようと頑張った。 彼女の声援が響き渡った。周りの女子の声はどうでも良かった。彼女の声援が一番響いた。 見事総合優勝し、彼女が笑顔でボクにハイタッチをしてきた。 ボクはそれでもぶっきらぼうに対応してしまった。 担任が運動会の祝杯を挙げると言っていたが、ボクはそそくさと帰っていった。 いじめこそはなくなったが、彼女以外信じられなかったからだ。
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