お兄ちゃんを思って……

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「……お兄ちゃん……」  髪を撫でていた手を首筋から滑らせて、乳首へと這わせる。  お兄ちゃんの細く長い指でここを触られたい……。 (知矢……、気持ちイイ?)  脳裏で兄の顔と声を思い浮かべながら、知矢は自分の乳首をくりくりと指先で転がした。 「お兄ちゃん……お兄ちゃん……」 (知矢……、ここ、こんなになってるよ……)  兄を夢想しながら、知矢の手は自分の下腹部の昂ぶりへとのばされる。 「あ……、お兄ちゃん……や……」 (知矢……イッていいよ……) 「あ……ああっ……お兄ちゃんっ……」  知矢は自分の手の中に愛液を放った。
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