お兄ちゃんを思って……

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 ……またやっちゃった……。  お兄ちゃんを思いながら……。  シャワーで愛液を洗い流しながら、知矢は罪悪感に陥っていた。  典夫のことが好きすぎて、時々我慢ができなくなって、彼を思い浮かべながら自慰をしてしまう。  お兄ちゃんに触られている自分を想像して。  でも終わったあとは虚しさと罪悪感が待っているだけだ。  お兄ちゃん……。  熱いシャワーに打たれながら、知矢は思っていた。  本当にお兄ちゃんと触れ合えたなら、どんなに幸せだろう……。
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