兄弟、それぞれの思い

3/3
前へ
/88ページ
次へ
『ねー、お兄ちゃん。こうして手を繋いで眠ったら、おんなじ夢見れるかな?』 『ああ、見れるよ。きっと』  そんな会話とともに手を繋いで眠ったのはいくつのときだったかな?  物心ついたときには典夫(のりお)お兄ちゃんは傍にいた。  大好きなお兄ちゃん。  兄弟でも関係ない。    ……僕はお兄ちゃんに恋をしている。
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

245人が本棚に入れています
本棚に追加