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ちなみにランクは4段階。
初級からはじまって、中級、上級、プロ級とある。
プロ級になれば、マスターで楽勝で人生を生きていける人だ。上級はギリギリ食いつないでいける人かな。
大会もあるけど、色んな町にある戦闘施設を回って、まずは中級にならなきゃなんない。
もちろん、施設も企業だからレポートを書く。レポートと戦闘と両方通過を5回達成しなきゃ中級にはなれない。
それでやっと大会に出場できる。ちなみに上級になるには施設を10回達成しなきゃならないし、プロ級は大会で5回ベスト3に入らないといけない。しかも、大会で3回敗戦すると上級に降格するというシビアな世界だ。
お兄ちゃんの夢はプロ級になって世界大会で優勝することだ。
とはいえ、あんないい加減な人がプロ級になれるのか、あたしには甚だ疑問なんだけど。
「起こしてくれた?」
「もちろん。ほら、レオも起きた」
レオを見ると、お母さんは納得した。
あたしは席について、用意された朝食を食べ始める。
「お兄ちゃんって、旅の前にセンターいくの?」
「そりゃ行くでしょ。常識を考えなさい」
「常識ねぇ……」
あまり腑に落ちなかった。
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