5.過去の鎖

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そのおかげからか高校生活は充実していた。 でも時々何かが憑依したかのように泣いてみたり、イライラして壁を殴ったり暴れたりすることもあった。 自分はおかしいんだ。。 この頃だろう。 精神的に疾患を持っている― そう感じ始めた。 ホームページを設立してから1年が過ぎた。 多数の常連―。 相談しにくるもの―。 助けを求める悲痛な叫び―。 それぞれが苦しく痛い心を舐め合って存在を確認し合い辛うじて生と言う細い糸にしがみ付いてるかのようだった。 紗夜とは《逝くときは一緒》と誓い合っていた。 毎日楽に逝く方法や、富士の樹海について話したりしていた。 相変わらず裕とは別れ話をしても無駄だった。
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