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『一ノ瀬 渉はんでっか?』
……何だ…?
いきなり僕の目の前に荘厳な天使が現れた…
…そうか…
とうとう僕にお迎えが来たって事か…
『あれ?何か勘違いしてまへん?いやいや全然ちゃいますからね。何や…瑠美はん説明不足ですやん。まったく話しが通じてへんがな。』
…何で関西弁なんだ?
しかも何気に関西弁が間違ってる気がするし…
『あらま~渉はん、もう身体と魂が分離しかかっとりますやん。助けに来たワシがお迎えしたらアカンですやん。』
………助け?
『まぁええわ、渉はんラッキーでしたな~。
渉はん…あんたは明日から瑠美はんに転生して貰いますさかい。』
……どういう事だ?
『瑠美はんは明日死ぬんよ。
んでその空っぽになった瑠美はんの身体に渉はん…つまりあんたが入るっちゅう寸法や。』
はぁ?…瑠美ちゃんが死ぬ?
そんなの駄目だよ!
瑠美ちゃんは、まだ小学生じゃないか!
『うんうん…渉はん…わても同じ気持ちですわ。
けどな…瑠美はんが死ぬのは変えられない事実なんよ…。』
それは…可哀想に…。
『そこでや…渉はん!取引せぇへんか?』
取引?
『瑠美はんがもっとも危険な二週間。瑠美はんの身体を守って欲しいんや!』
…守るって?
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