未定

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「…みんな揃ったし、行くとするか」 壁に背もたれて腕を組み、目を瞑ってたエルーが仕切るようにそう言い出して動き始める。 「そだねー、時間もあまりないし…」 「行きましょうか」 「ふあ~あ…」 先に部屋を出たエルーを追いかけるようにマキナ、リザリーと動き出し… 置いてかれるように俺一人残されたが…全く気にせずにあくびをして両手を上に上げ背を伸ばして、ゆっくりとソファから立ち上がりエルー達を追いかけるように部屋を出た。 …因みにショコラとは現地集合だ。 なぜなら皇族達が集まるティーパーティーの会場が島だから。 …自然災害も無く、気候も温暖で過ごし易く、様々な島が集まる諸島だの群島だのとかいう別荘地の島…ではない。 ユニオン共和国の皇族というお偉いさん方が集まる場所なのだから、普通の場所だと安全確保の面で弾かれてしまう。 …天変地異並みにあり得ないと思うが、万が一襲撃されて皇族が全滅でもしたらユニオン共和国という国が滅亡するし。
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