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…そんなこんなで、車で港に向かい…
用意された高速艇で悪魔の海境に向かう事、約一時間半。
「…あれ?まだショコラ着いてないみたい…」
「まだ時間まであと20分あるから大丈夫じゃないかしら?」
「…まあもし間に合わなくても少しなら大丈夫じゃね?」
かなり間に合わないならあっちから電話来るし…最悪俺がどうにかするよ、と腕時計を確認するリザリーに俺はそう言った。
「…そうね、あんたがいれば心配は無いわ」
「そうだね、程人君がいるもんね」
「…とりあえず、あと15分待って本人や連絡が来なければ先に行って受付だけは済ませて連絡するか」
「そだな」
何故か今日はエルーが仕切る気なのか…まとめるように言ったので、ソレに賛同して邪魔にならない位置に移動してショコラを待つ事に。
…それから誰も来ない事、10分後。
「お待たせ~!ゴメンね、道が混んでて…」
海を見ながら待ってると一隻の高速艇が港に停泊し、ショコラが謝りながら小走りで降りて来る。
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